卵子提供者に課される条件

35歳未満という年齢制限がある



卵子提供者は、成人していることが条件です。さらに、満35歳未満という年齢制限もあります。卵子は年齢とともに老化すると言われています。特に35歳以上の妊娠は高齢妊娠と言われている為、卵子の提供も35歳未満の女性に限定しているようです。精子を提供することができる男性の年齢制限が満55歳なので、女性の方が年齢制限が厳しいと言えるでしょう。また、年齢制限の他にすでに子供を出産したことがあるという条件や一人の女性ができる卵子提供の数は3回までという条件もあります。これらの条件も精子を提供する男性にはないものです。ただし、子供がいない女性でも不妊治療中で自分の体外受精のために採取した卵子の一部を提供することは制限されていません。

感染症の検査がすべて陰性であること


卵子提供にあたっては、妊娠に至った場合に胎児に影響を与える可能性がある感染症にかかっていないことが求められます。そのため、卵子提供を希望する女性は、卵子提供の前に感染症の検査をする必要があります。その結果がすべて陰性の場合にのみ卵子提供者になることができます。卵子提供にあたって検査する感染症には、梅毒やHIV、B型肝炎、C型肝炎などがあげられます。胎児への感染を予防するためにとても重要な検査ですが、プライバシーの保護に気を付けなければいけません。万一、感染が分かった場合、周囲の人に卵子提供者の感染が知れ渡らないような配慮が必要です。また、速やかに本人へ感染の事実を伝えることが求められるでしょう。